モディリアーニの誕生日

「横たわる裸婦」で有名な「アメデオ・クレメンテ・モディリアーニ」は1884年7月12日、イタリアの地中海に面した港町リボルノで生まれた。(アメデオってマルコが飼ってたしっぽの長い猿のこと?)
生涯(35と短い)貧乏画家であり、絶えずの金不足が品行を悪くし、芸術家共同生活体からも追放され、「パリ時代」も時代遅れの退廃的な芸術家のイメージそのままに生活していた。(コーデュロイの服に派手な色のスカーフを巻いていた)古い芸術家スタイルを好み、作風も流行遅れで、「印象派ロートレックアール・ヌーボーを混ぜ合わせたようだ」と揶揄された。
元々彫刻家を目指していた彼は、極貧生活の中、建設現場からくすねた枕木や、路面から剥がした石材などで彫刻を始めるようになる。この「モデリング」がもとで、やがて肖像画や裸婦のみがテーマとなってゆく。彼の作風は、容姿を写実的に描くことはせず、モデルの感じているものや、雰囲気、特に彼との関係における「それら」を表現しようとした。
『横たわる裸婦』はルネサンス以降、何人もの巨匠が取り組んだテーマだが、モディリアーニは「余計なものを排除して主題のみの絵画」として肉体を最も官能的に横たえたと云えよう。まず全身が画面に納まっていない。(手先と膝下をカットしている)女性を大写しにとらえ、下半身をアップ(・・。)
この作品は同じ主題を扱ったなかでも極めて優れもので、表現力の豊かな輪郭線に腕の冴えを見せるだけでなく、色彩画家としての技量を十分に発揮している。(モデルの肌は荒削りだが彫刻のように浮き立っている)
(この作風なら僕にも描けるかもしれません。だれかモデルに・・・、、(・・・。)