レンブラントの誕生日

『夜警』。この絵を見たのは「ハウステンボス」である。「ホテル・ヨーロッパ」のバンケット・ホール、通称「レンブラントホール」の正面を飾る巨大な「複製画(ほぼ実物大)」である。(・・・見たといっても(・・・、) 本物はアムステルダム国立美術館にある。
この絵はレンブラントの作品の中で最も有名で、最大のものだ。なぜか「夜警」と呼ばれているが、もともとのタイトルは「バニング・コック隊長の市警備隊」であり、「昼中に出動する自警団」を描いたものである。その証拠に左上から光が差しており、団員も「灯り」など持っていない。これは建物の陰を通っているときのもので、全体が暗いイメージとなったために「夜」になってしまったのである。(・・・夜と思ってた、、
名称はともかくオランダの伝統として確立していた「集団肖像画」の古い構図を抜け出して描いた傑作である。(あまりにも有名すぎて他の作品を知らない方がほとんどであろうか・・・。たゆみなく制作を続けた彼は、当時知られていた主題(テーマ)のほとんどを手がけている。特に肖像画は、妻や愛人(名誉のために記すが、妻の亡き後で、前妻の遺言内容により再婚できなかった)をモデルにした美しい作品が多く、パートナーを大切にしていた様子が伺える。(官能的な作品もww)多数の自画像や宗教的な意味を含み合わせた、カテゴライズ出来ない作品も多く、その想像性と多才ぶりは浪費癖と子供の命運に恵まれなかった裏返しでもあるかの如くである。(妻との間の4人のうち3人、その後の女性との間の2人のうち1人を生まれてまもなく亡くしている)
通して背景の暗い作品が多かったことも「昼」が「夜」と呼ばれてしまった要因かもしれません。(よいタイトルと思います。
(著名な画家は7月生まれが多いですね。(一番少ないのは8月です。(・・・。)