概算見積もり

朝から「概算」です。概算とは字の如く概略に積算することで、ようは大雑把に見積もりをすることです。工事費はモノ(材料費)と人の手間(工費)の積み重ねだから、見積もりとは「見て」、「積む」ものなのである。(この材料費と手間を合わせたものを「材工(ざいこう)」(価格)と呼んでいる。
概算するときは、建具は一本概ね手間込みで、木製のドアであれば5万円、少しグレードを上げると10万円程度。造作家具などは、1メートル幅で約10万円、ガラス扉付きなら20万円、3メートル幅なら60万円となる。
木工事(大工工事)は材料費込みで一日5〜8万円、6畳間の床、壁、天井を改造すると、大工さん一人で4〜5日かかるので、約20〜40万円。工事部位から割り出すと、下地込みで1メートル幅の壁が2万円、1平方メートルの床と天井が1〜1.5万円として6畳の部屋の壁全周が約12メートルなので24万円、床と天井が約20平方メートルで20〜30万円、合計44〜54万円となる。これに仕上げ材費(クロス貼りや塗装費)や電気や給排水設備工事費がかかる。
設計中は何度か概算を行い、あまり予算からかけ離れないようデザインを行うのである。概算時は、「広く(多め)」にカウントするのがよく、設計後の詳細な積算では、「細かい要素」が多々計上(必ず増額する)されてくるので、「概して」丁度よいのである。(だから概算か〜(・・・。
(予算オーバーかな・・・、