応急危険度判定士養成講習会

今日は講習会でした。
「応急危険度判定士」とは、大規模な地震が発生した際、直後、被災した建物が余震などに対し、引き続き安全に使用できるか否かを判定する技術者のことで、一般に「建築士」が担当することになっています。この判定士になるには、都道府県が行っている講習を受講し、登録を行う必要があります。今日はその「更新」(5年ごと)の講習会でした。(平成7年から4回目)
判定士といっても難しい講習ではなく、極端な話、よく聞いていれば「建築士でなくても行える程度」の作業です。・・・この判定士というのは、「有事」の際のボランティア団体なので、各都道府県としては簡単に「資格を与えてでも人材を確保したい」という訳です。
会場の定員は430名(ほぼ満席)。もちろん「建築士」ばかりなので・・・「むさい」建築作業員ばかりです。(・・・。)女性の姿もちらほら・・・居眠りしている輩も・・・、大地震などは無いに越したことはないので、判定士はほとんどがペーパードライバーです。(派遣される事態になどならないほうがよいのだが・・・、そんな中僕は3年前、貴重な体験をしました。「新潟県中越沖地震」です。崩れたり傾いたりした家々の調査は、選ばれし者のキレイ事のようなイメージもありますが、実際は汗と泥にまみれた地道な作業です。被災地というのは交通も止まり、全国から集まった精鋭で溢れかえる独特な雰囲気がありました。(不謹慎な話ですが、見知らぬ街を旅しているようでした。(・・・、
(やはり、「派遣される側」にはなりたくないと、改めて感じました。