一歩前進

設計作業は、クライアントとの打ち合わせの中で、「プラン(≒平面図)」が確定するまでが一つの山である。「平面プラン(≒間取り)」だけが「設計の本山」ではないのだが、クライアントからすれば、「平面図」こそ唯一の設計内容の答案である。逆に平面図が決まれば(了承を戴ければ)、設計業務の半分は終わったといっても過言ではない。(通常、平面図の確定をもって基本設計業務(アウトラインの設計)の終了となる。その後は、工事に必要な詳細設計(実施設計)へ入ってゆくことになるのだが、実施設計は平面図などの基本事項が確定していることが前提条件であるので、本作業に入ってからの「基本設計内容まで変更を余儀なくされる変更」は「バブルが弾ける(水の泡に帰す)」に等しい、非常にモチベーションを下げる行いとなる。よって、「確実なプランの決定」が必要となり、ある意味ここまでの業務が「設計の醍醐味」でもあり、「デザインの本質」とも云える。(実際には基本設計の終了日は曖昧で、「決まった日」以降も変更が続くのが実状である。(・・・、)人は日々情報が入り、ある日を起点に「完成形」が停止することはないのである。(それでも決めないと設計はまとまらない。(楽しい業務でしょ。(・・・。
(今日はアウトラインが決まりました。一歩前進です。(となればよいのだが・・・、