インドシナ

「アジア」と「ヨーロッパ」という言葉の意味は、それぞれ「日いづる所」、「日没する所」で、すなわち東の地方、西の地方ということらしい。「ヨーロッパ」はアッシリア語の「ereb」の転化であると同時に、ギリシア神話の女神エウロペになぞらえた名でもある。エウロペフェニキア王の娘だが、白い雄牛に姿を変えたゼウスにさらわれ、海を渡ってクレタ島へ連れて行かれた女性だ。エウロペが連れてこられた地だからエウロパという訳である。一方「アジア」はギリシア時代、この黒海エーゲ海と地中海に挟まれた半島のことを呼び、エーゲ海を挟んで、今のトルコやアルメニアあたりを境に、西をヨーロッパ、東をアジアと呼ぶようになったという。
名前の由来で単純なのは、ロシア人学者の提唱した「ユーラシア大陸」である。想像がつくが、「ヨーロッパ(ユーロ)」と「アジア(アシア)」を足しただけなのである。(ユーロァシアね(・・・。)では「インドシナ半島」とは「印度支那(いんどしな)」で・・・日本語だったんですね。たしかにインドと中国どちらも領土にしたいところですか。(インドと中国の中間のような文化がある地ですね。
(なぜか旅情をかきたてるノスタルジックな響きがあります。