日本語ガイドの押し

ゲストハウスを紹介してくれたガイド(もちろんタダではないので宿泊費は「上乗せ」だった)が、小休憩の後、エージェントと共にホテルにやってきた。
「明日の交渉をしましょう」
「コーショー(?)」、「なんの交渉だい」
「明日はどちらへ行きますか?」
(なるほどね。せっかく捕まえたお客を放っておく訳ないわな)「もちろんアンコール・ワットへ」
「いくらにしましょうか?」
(??)「あ〜、ガイドはいらないから」
「ガイドがいないと見学は楽しくないですよ。遺跡は広いですから車も必要です」
「でも、一度見てるから明日は自由に歩きたいし。だからいらないよ」(ここまでピックアップしてホテルを案内してやったのだから仕事させろ、と二人の顔が云っていた)
「なら、いくらでしてくれるの?」
「50ドルでどうですか?」
(!!むちゃ高いねん。「歩き方」によれば日本語ガイドを一日頼むと30$となっていた。(ガイドブックでこういうことを書くから物価が上がんだよ!)「高いよ。いらない!」
「お客さん、いくらならいいですか?」
「10ドル」
「お客さん、シェムリアップの日本語ガイドの料金知ってますか?」
「30ドルだろ」
「30ドルは日本語ガイドだけです。これに車代とドライバーのチップで50ドルになります。旅行会社に「一人参加」で頼むと70ドルくらいになります」(脅しか、
「だからさ、いらないって云ってんじゃん。しかも車いらないからさ、あなた一人でバイクタクシーしてよ」
「・・それなら40ドルでいいですか?」
「・・・こいつ・・・、、」(ま〜何れもバイクタクシーは頼まなければならないので・・しかも日本語で話が出来るなら・・・、)「ならもう一つ、明日の夕方、『タケオG.H』に僕を連れて行くという条件ならいいよ」
「・・分かりました」(結局一日40$(≒3500円)で「足代」と「日本語ガイド」を依頼させられてしまった。(・・・。)(絶対払い過ぎ。(うまく丸めこまれてしまった。
(結局・・・翌日タケオに泊まることはなかった。(・・・、)