間取りを考える

面積や予算が同じでも、「間取り」によって家の住み心地はずいぶん変わってくる。
この間取りを考えることは、住まいを計画する際、一番楽しい作業ではないだろうか。ところがこの作業、当たり前だが土地(敷地)の形が決まってないと非常に難しいことである。仮に制限のないだだっ広(ぴろ)い(方言?)土地にポツンと住まいを建てることを想定し、建物だけで間取りを考えても、なにか現実味がなく面白くない。はやり「間取り」は土地の形や環境条件が伴って初めて生きてくるから意義がありそうである。(やはり「物語り」のように全くの空想というのは難しい(小説家にはなれないな、、
特に変形地や傾斜地などは、「条件」が増え、反って「楽しい案」が出やすいもの。そんな中、諸条件を満たした間取りが出来たとき、それは一つの悟りにも似た達成感があるのです。(間取りを考えることは、必然的にヴォリュームイメージ(その間取りから立ち上がるであろう姿)が伴っているからと云えます。(この仕事の醍醐味ですね。
(「間取りを考える」・・・家づくりの原点でしょうか。