カンボジア入国

バスは人ばかりではなく、「隣国へ行く」ということで「物流」も兼ねているのだった。(大量の「紙」がうず高くトイレの上に積まれていました。(トイレの紙じゃないよ、
このバスはドライバー以外に乗務員が二人乗車していますが、その内の一人がパスポートの徴収にきた。国境での手続きを代行してくれるのかと思い、渡すと「△×○◇ビザ?(たぶんビザは取ってあるのか)」と聞くので、「NO」と答えるが、5年前のカンボジアビザが貼ってあるので紛らわしい。ビザは国境事務所で取得できると聞いていたので、ビザ申請まで代行してくれるのかなどと考えるが、なにせ初めてなのでいらぬ心配が湧く。(・・・もしや国境移動者が増えたため、定期バスの乗客は「手ぶら」で、通関手続きを省略されてしまうのだろうか・・・。)「歩いて国境横断」はどうなるのか・・。そんな心配をよそにバスは7時15分「クチ」を通過し、8時には国境の町「モックバイ」に到着した。(よかった。降車です)管理事務所へ皆ゾロゾロと進みますが、乗務員により先刻出国印を押されたパスポートを、一人づつ名を呼び(病院か)返してくれます。そのまま税関を抜け、20分程で「出国」です。(ベトナムを出た訳です)・・・しかしなぜパスポートを集めるのでしょうか。結局一人づつ税関を抜けるのなら、各自持って進んでもよいように思いますが、(この利点は後、帰りの再入国の際、理解することになる)バスに戻るとパスポートは再び集められました。(??)・・まだこれからカンボジアの入国手続きがあるからです。バスがゆっくりと移動します。この先100m程の距離が「国境線の幅」ということです。(本当はここを歩きたかったのだが・・・、)1分程でバベット(カンボジア)に入ります。また管理事務所へ入りますが、僕だけ「待った」がかかります。「ビザがない」からです。(俺だけ?)管理事務所手前の高速の料金所みたいな建物で、ビザの申請をしなければなりません。面倒な書類を書かされるかと懸念しますが、簡単でした。代金22$(20$と云われてましたが、2〜3$の賄賂要求も茶飯事のようです)を払うだけで、ビザシールをパスポートに貼ってくれました。(ポジティブに考えれば、その2$は記入代行費と云えなくもない)
その分遅れた僕は列の最後尾へ並び、税関を通過します。8時40分、カンボジア入国です。(国境越え達成です。(任務完了ですが、実際には「達成感」などありませんでした。
プノンペンへの道のりはつづく、