トゥクトゥク乗車(前編)

「安いとこね、いい、15$以下だよ!」(彼は任せろとばかり「川の方にいいホテルが集まっています」と、彼のトゥクトゥクに乗せられ通りへ出ます。(「いいホテル」じゃなくていいんだけど、その前に)「ガイドさん、明日のバスのチケット買いたいんだけど(英語で)」、「分かりました、ホテルの近くにあります」(・・・。「自分の足でホテルを探す計画」が崩れてゆくが、出たとこ勝負の旅なので、これも一つの選択ではあります。(どうせホテルもバスも「上乗せ価格」でしょう)
大通りを進み、(どこだよ)何度か右左折を繰り返し、(地図を把握させないために巻いているのか)やがて川(トンレサップ)沿いへ出る。(結構走るな〜)いきなりUターンしたかと思うと、「ソッカ・コマーテップ・リムジンバス?」バス会社へ到着です。〔12:10〕女性の座るカウンター前で、「アイウォントゥバスティケトフォーシェムリアプ」と中学英語で、「OK」、「タライポンマーン(いくら)?」(これがいけなかった。6$ってことは分かっているのに)、「10ダラ」、「High!ベリーエクスペンスィブ!」(ガイドは知らん顔してる。なるほどね)
元々覚悟の上なので、10$渡すと、チケットと共に1$紙幣が。(おつり?・・女性も申し訳なさそうな顔だったので、「タンキュー」とお礼を。
引き続きホテルへ案内してくれるようです。楽をすると「リスクは付き物」という事ですね。トゥクトゥクに乗るのも「経験」ではありますが、川沿いの通りから街中へ戻るように「拉致」は続きます。(・・・。)
バス会社から近いとは云ったが結構走ります。川沿いはいいホテルがあるとも云ったが、「川から離れてますけど・・・。到着です。エントランスが広い。(高そうです)説明もそこそこに直ぐに最上階の部屋へ案内してくれましたが、(階段きつ)ここで良いのでしょうか?その後料金のことでつまらぬやりとり(すったもんだ)もありましたが、結局20$の部屋に落ち着きました。(15$以下を紹介しろと云ったのだが)当然のようにガイドは立ち去らないので、「ありがとう。後はガイドいらないから」と、・・・「待っています」(勝手にしろ)「疲れたから少し休むからね、バイバイ」〔12:40〕(シャワーを浴び休憩です。(・・・・・。
ここまで気持ちの余裕もないまま来てしまいましたが、ここは「ポル・ポト時代ゴーストタウン化した首都プノンペン」なのです。大量虐殺の地であり、未だ残党幹部らの裁判も続いています。多くの不成仏霊がさまよっているはずです。(・・・「本の中」に来ましたよ。
ウトウトしましたが、明日にはこの地を離れてしまうし、陽も高いので、外へ出ることにしました。(そうそうまだお昼を食べていません)そもそも「リエル(現地通貨)」がありません。
2時半、例のボロデニムに着替え、フロントで「両替え」を試みました。「エクスチェンジプリーズ」、「・・・。」、「イクスチェンジ、リエル?」、「・・・、」(通じない?)そこへガイドがやってきた。(こいつまだ待ってやがった)「リエルに替えたいんだけど」と頼むと、話をつけてくれた。20000リエルを手に「外」へ出ようとするが、制止され「乗りなよ」(・・・、)「歩くからいいよ」、「私2時間待ったよ」(頼んでないけど)・・・「ハイハイ乗せて頂きます」(「マイプラン」が、、
( 「予定外」は続きます。