午後の遺跡

10:50、アンコールワットを出て「お昼」へ向かいます。目の前の出店(安食堂)でよかったのですが、なにせ「連れ」がいるもので。ガイドからすれば、「はるばるアンコールワットまで来たのだから、「それなりの所」へ案内したい訳です。(解ります)またツーリングですが、時速60km、道路の凹凸でバウンドでもしたら振り落とされそうです。(でも抱き着きません)10分以上走ったでしょうか、「バンテアイ・クデイ遺跡」の先を右折したところにある、ツアー客御用達のランチ・レストラン「クメール・ヴィレッジ」。ジャングルの中のドライヴインです。店内は「アンコールワットの絵」がズラリと掛かり、細竹を格子に組んだソフトな天井のエスニックな雰囲気です。やはり「カレー(クメールカリー)とビール」を注文。(チキン入りの辛口でうまい!)「観光客価格」でした。・・・味も環境も申し分ありませんが、一人では来なかったでしょう。・・・もちろん給仕の女の子と「ツーショット写真」を撮ることは忘れませんが、「オークン!」(写真送ります。(・・・、)
11:50午後へ出発です。ここからは前回観ることが出来なかった遺跡をバイクで周ることにします。(午後の予定の関係で外観見学のみでよいと伝えてしまったが・・・、)11:55、「タ・ケウ」の前を通過しそうなので、「ストップ!」(見るだけとは云え、せめて止まってよ)ここは未完成の寺院で、彫刻の施されていない独特なデザインです。(登りたい、、が急かされます)12:05「トマノン」、12:10「チャウ・サイ・テボーダ」、小さな寺院です。
ここでは「夢で見た老婆」に線香を手渡され・・・素直に従い、祠へ備えたのだが、老婆は「そこへ喜捨を」と指をさす。(ま、タダではないだろうな)と財布内の小額紙幣を数枚置いたが、「ワンダラ」、(・・・、やはりここでも寄付されるほうが「額」を決めるようである)、「ゴメンナサイ」と一礼し、顔を会わせず後にした。(ワタシワルクナイww
マイノリティーな施設のため、観光客の姿はまばらです。それでも物売りのお姉さんが「スカーフ」を手に近づいてきます。「オッヨッテー(いりません)」
濠から流れる小さな川の先には、アンコール・トムの城壁の一つ「勝利の門」があります。人影のないひっそりとした遺跡ですが、かつては戦いに勝利した兵士たちがここを通って凱旋したと云われています。ここから「アンコール・トム」へ入ります。一辺3kmのほぼ正方形の城壁の中に、様々な遺跡が点在する一大「宇宙都市」です。その中心にあるのが観世音菩薩の四面仏尊顔が林立する「バイヨン寺院」ですが、以前観たのでパスし、今回のオリジナルツアーでは「ピミアナカス」を探訪します。ここは「バプーオン」と「プリア・パリライ」の間の王宮周壁内に隠された、ツアー客のほとんどいない意味ありげな遺跡です。「空中楼閣」とも云われ、「密儀のために王が夜な夜な通った」という伝説が残されています。3段の基壇のピラミッド状の建築で、最上階はテラスのような広場の中央に塔(ピラミッド型、伝説では金箔が貼られていた)があり、荒れ果てた未修復の姿がさらに神秘性をつくり上げています。(木製の階段はありますがww)
リーさんは次へ急がせます。(・・・。)12:50、アンコール・トムを出て「バクセイ・チャムクロン」へ移動します。出口のすぐ脇に位置するため、見落としがちなのかここは誰もいません。そのひっそりとした緑の中に「南米風」のピラミッドが建っているのです。美しい階段が上へと続いています。丸みがあり測り難いですが、踏み面21cm、蹴上げは30cmもあります。(登りましょう!リーさんのことなど無視。
駆け足のような遺跡巡りとなってしまいましたが、今回は「田舎体験」というオプショナルを追加してしまったため、「アンコール遺跡体験」はこれで終了です。
(なにか消化不良ですが、あまり欲張らないことにします。(・・欲張った結果かww