午後の旅路

13:00、別れ惜しいですが、アンコール遺跡エリアを離れます。(・・半日では一日券のムダ使いやね)「ホコリを掃う」ためにリーさんの住まい(アパート?)へ向かいます。国道6号線から脇へ入りますが、そこは「土道」です。(まだまだ「都心」と云えども舗装はメイン通りに限られているようです。・・・、・・・、・・・、だんだん凹凸がひどくなります。(おしりが浮きます)両側を草木で覆われたレンガ色の道に轍の跡が交錯しています。(所々泥濘んでいる)「内地」へ入って行くと電柱などありませんが・・・、13:15、「とある住まい」へ到着です。(周りは人の姿の見えない寂れた感じの・・・
若い男が出てきてスチールゲートを開けてくれました。(「カムリ」が停めてある)とりあえず「チュムリアップ・スオ」と合掌します。他の家族らしい方も出てきてニコニコ迎えてくれます。(?・・・俺どうなるんだ、、)「ガイドブックの読み過ぎ」なら、「自宅へ連れ込まれて賭けゲームをさせられ一文なしに・・」だが、そんな人たちには見えません。(かわいい女の子もいるww)どうやらここは「共同住宅」でアパートというより下宿、リーさんは一部屋を「間借りしている」という訳です。入った部屋は、(玄関はない)柄物タイルの貼られた広間で、日本でいえば「リビング」みたいなところ。(バイクも置いてある)部屋の両角には「個室」が置かれ、一つがリーさんの部屋だった。壁には「日本語3級の認定証」や、彼がガイドした日本人ツアー客との集合写真などが掲げられ、彼がこの家の「稼ぎ頭」であることが分かる。入口以外には小さい窓が一つあるだけでほの暗い、しかしこれは強い陽射しを遮ることや防犯のためで、住まいはシェルターとしての意味合いが強そうである。
部屋からリーさんが「バスタオル一枚」で出てきて、「お客さんもシャワーして下さい」と奥へ消えた。(・・・ハイ、)しばらくの後、タオルを渡され僕も続くが・・・、そこは建物の横に「増築」されたような「小屋」(昔の日本の浴室もそうだった)で窓などなく、「隙間」から差し込む光りだけの薄暗い「トイレ」であった。(・・・、)面積的には二帖程(長方形)の中に「サウナ室のストーブが置かれる箱のような」コンクリートの四角い「瓶(カメ)」があり、水が溜めてある。(暗いので墨汁みたい、)その横にインド式の「金隠しのない和式便器」が据え付けてあるのみで、洗い場といえば手前の60cm程の通路である。床にわずか勾配がとってあり、流した水はそのまま外へ排出されるようになっている。(壁の足元に穴がある)この「瓶」はもちろん浴槽ではなく、この水を手桶で汲んで「水浴び」をし、トイレはこの水を汲み、流すのである。(お馴染みの「手動式水洗トイレ」である。
「どちらも」体験し、手短に「シャワー」を済ませました。(正直なところ、裸になっている際の「荷物」が気になった)外国人が気になるのか、女の子がチラチラ脱衣室を覗きに来ます。ww・・・しかし、いきなりバスタオル一枚で女の子の前を通るのは失礼にあたる気もしますが、この家の男共は、部屋の中では「腰巻一枚」が普段着のようなので、恥ずかしがる必要もないのですが、なにぶん色白なもので・・・、(・・でも色白な人(=外人)がモテるらしい。(・・・。)ご都合主義。
しかしリーさんは別として、若いもんが昼から家にいるのはなぜでしょう。ここは一応都会で、農業に従事しているようにも見えませんが・・・、(早く着替えなさい。(ハイ、
(この後「リーさんのフルサト」へ向かいます。