理解できない帰り道

すっかり「ウルルン体験」してしまったが、さすがにここに泊まる訳ではなかった。(ほっ・・・ま〜寝るだけなら電気は必要ないのだが・・、)18:45、リーさんの家族に見送られ田舎を後にしました。今晩はどうやらシェムリアップの住まい(アパート)の「私の部屋」に泊まることになりそうですが、リーさんの日本語には説明が足りないのです。・・しかも今田舎で夕食を頂きましたが、「住まいの方の家族」も夕食を用意してくれているそうなのです。(なら早く帰りましょう。
ヘッドライトで霧がかかったような砂塵まじりの道を過ぎ、国道6号線へ戻りますが、「右折?」(来た道と逆ですが・・)なにやらドライブインのような露店へ寄るのです。??「何か飲みますか?」、「??、今食べたばかりだから」と断ったが、「練乳のかき氷」が出てきた。(???)ドライバーの休憩?(デザートタイム?)自宅までまだ1時間以上かかるのになぜ休憩?しかもこれから「二度目の夕食」が待っているのに・・・彼らは食べてる。(?自宅では家族が食事を用意し、「食べずに」待っているんだろ?)・・・分かりません・・・。
19:34、再スタートです。暗くなった沿道はまぶたまで重くしました。ウトウトするころ速度が落ち、ガタンとまた住まい近くの土の道へ入りました。20:29リーさんが「お土産にコーラを買って帰ります。細かいお金ありますか?」(??俺が出すのね)・・・1$渡すと、「コーラは喜びます」(・・・そうですか、)閉店しかけた道端の店を呼びとめ(小さな蛍光灯が一つ灯ってた)3ℓペットのコーラを買い、闇を進みました。(中心街の通りはネオン華やかですが、一歩入った裏街は真っ暗です)デコボコと歩く速度で20:45、ようやく「自宅」へ着いたのです。(すみません。遅くなりました。
ゲートが開きます。(しっかり「ご主人」の帰宅を待っています)眩しげな眼で家に入りますが、広間の明かりは小さな蛍光灯1本のみです。(・・電気はあるな。(後で知ったのだが、電気は来ておらず、この電力はバッテリーによるものでした)床にシートが敷かれ、食器が並べてあり、やはりこの時間まで食べずに待っていてくれたようです。(申し訳ない)ところがリーさんときたら、「食事どうしますか、私はお腹一杯なので食べませんが」と訊くのです。(?)「僕も一杯です」と答えたものの、(ここで皆で頂く手はずではなかったのか?皆を待たせておいて帰ってから「一杯だからいらない」なんてちょっと・・・、家族の皆も「外国人」との夕食を楽しみにしていたからこそ待っていてくれたんじゃないのか?(・・・、)あっさり「シャワー室」へ消えたリーさんでした。(??
皆はリーさんの実家から頂いた「揚げ魚」をおかずに遅い静かな宴となりました。(・・・彼(リーさん)はこの家の「主人的存在」です。彼は「稼ぎ頭」なのです。・・・残された僕とドライバーは暗い部屋の隅で、無言でテレビを眺めていました。(外国のサッカー中継でした。
(やはり「タケオ」に泊まればよかったのか・・・、