長い夜でした

(夜中、
・・・カサカサ・・・(・・・何かいる)・・・プ〜ん(・・やはり蚊もいたか)・・・無視・・寝よ、明日は早いから。・・・(そうなんです。結局明日の早朝、大学生二人を「日の出見学」へ連れていくリーさんとともに出かけることにしました。僕は明日のアンコール遺跡の入場券を持たないので、「見学」は出来ませんが、ドライバーと車で待機し、その後プノンペン行きのバスターミナルへ送ってもらうことに決めていたのです。正直そろそろリーさんと別れたかったのです。(独り旅ですから、
・・・少し寝たかもしれませんが、今何時でしょう。月夜ではないので闇です。手巻き時計のみ(未携帯)なので、「明かりがない」・・・・・・どのくらい経ったのでしょうか。時間が分からないのは不安です。(ミニ懐中電灯持ってくれば、)・・・・・・・・カサ、カサ、(やはり何かいる)・・・寝れない。
僕の体内時計では「1時半頃」と教えているが・・・・・・4時半出発なので、4時頃まではひたすら待つことに。・・・・・・・・・・・プ〜ん、(蚊か、)こんな夜中にバッグ漁って蚊取り線香(持参していたが)点けるのもなんだし・・・・・・・・・・・・・やはりゲストハウスに泊まれば良かった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「タダ」より高いものはない(ローコストハイリスク)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・窓からの夜空の色に変化はありません(よくよく考えたら4時も5時もまだ真っ暗なので、空の色での時の判断は出来ないのでした。(・・・、)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ドア下にうっすら明かりが入りました。リーさん起きたようです。「4時だ」(やっと朝がやってきたのです。リーさんが「モーニングコール」に来ました。「眠れましたか?」(・・・、)「蚊帳は使いましたか?」「!?、、」(蚊帳あったの?このベッドの上のハンモックのように吊ってあるやつ?寝る前に教えてよ、)・・・しかし、「使わなかったよ、蚊はいなかったから」(・・・。)
広間を見ると、他の者たちは床に雑魚寝だが、皆各自蚊帳を吊っている。(・・・。)場所柄「蚊対策」はしているようです。(・・・・刺されなくてよかった・・・・全てがハマダラカではないでしょうが)
「ドッキリの寝起き」の如く、寝ぼけ顔の皆さんに「オハヨウゴザイマス、イッテキマス」と告げ、余り言葉を交わすことのなかった女の子ともお別れです。(バイバイ、
4時半、またドライバーと3人で出発です。大学生二人との待ち合わせ場所へ向かいます。
(5日目が始まります。