再会

4:50「ストゥン・シェムリアップホテル」ロビー。(待ち合わせ場所)
既にオープンしています。このような時間に他のホテルへ来ると、外国へ今到着したような新鮮な高揚感があります。待ちきれず外へ出ても、まだ暗いその界隈はなぜか「イタリアの街灯」を思わせるのです。紫に変わり始めた湿った空気の奥から、「彼ら」は現れました。
彼らペットボトルだけの軽装です。「移動中」の僕とは違います。「や〜」、「おはようございま〜す」、「また会えましたね〜」、「朝早かったんでしょう?」「いえいえ4時起きですよ」(彼らも僕が田舎へ泊まったと思っているのです。「昨日の話」では誰もそうとるわな)「夕べはリーさんのシェムリアップの家に泊まりました」、「そうなんですか、田舎はどうでした?」、「いや良かったすよ〜40$払っても価値がありました」、「いいですね〜」と暗がりの他人のホテル前でテンションが上がる。
カムリの後部座席に大人3人で乗り、「アンコールの日の出」へ向かいます。チケットチェックでは「未見学者」は「車で待機する」ことを説明、暗がりでも係員は手抜きをしません。
5:20アンコールワットへ到着。まだまだ暗いです。日の出は6時過ぎと思います。「彼らとリーさん」は見学へ向かい、僕とドライバーは「留守番」です。(天気はどうでしょうか。「赤い太陽」が見られるとよいのですが)たしか昨日の「サンセット見学」は曇っていて今一つだったと彼らは云っていました。時期的なものもあると思いますが、僕の5年前の1月下旬の際は、「サンライズ」も「サンセット」も「赤い太陽」が見られたのです。なぜ日の出の太陽が夕日のように赤いのかと思ったものです。そのときは天気を祈ることもしませんでしたが、運が良かっただけなんですね。(だから今回は見なくてもよいのです。
・・・「ホワッドゥユドゥ」ドライバーが話しかけてきた。「ミー?」(他に誰がいるかって)「アイアマナーキテクト」、顔がほころび「アーキテクト?」、「イェス、イッツハウスデザイナー、アンジュー?」、「アイマドゥライバ」(そりゃそうだ)ニコニコしてる。(そういえばリーさんが、彼は少し英語が出来ると云っていた)・・俺は出来るとはいえないが、・・・沈黙・・・(何を質問しようか考えている様子だったので、こちらから)「ドゥユライカカー?」、さらに笑顔で「イェス!アイライクジャパニーズカー」、「ディスカーイズ・・・ヨアーズ?」、「ノウ、マイファーダーズ」、(親父のね)つまらないことを訊いてみた「ハウマッチ?」、「・・・ナインサウザンダラ」(9000$ってことは80万くらいか)、「ユーズドゥカー」(中古ね)当然のことながら、「あなたは?」とくるので「アイハバハンダ、イッツァバウト、トゥエニサウザンダラ」、目を丸くしていた。「・・・ベリエクスペンスィブ・・・。」
彼が車好きそうなので、その後も「車ネタ」でだらだらと1時間近く片言同士で話しをしていました。既に明るくなっており、いつ「日の出」だったのか記憶がありません。(・・・。
(チケットはありませんが、アンコールワット見えますね。