キャピトルへ

プノンペン市内に入りました。
慢性的な渋滞の中、キョロキョロ「道順」を把握するため、通りと地図を見比べる。しかし今回のバスは、「G.S.Tエクスプレスバス」でバス会社(プノンペン店)の位置が、「歩き方の地図」に載っているため不安はないのだが、「進入路を調べる」のも旅の業務と云えるのです。(速度が落ちているのでなおの事都合がよい)「銃撲滅モニュメント」を右折すると、見覚えのある中心街へ入ってきました。メインストリート「モニボン通り」です。
向かいの長い塀(工事の仮囲い)に巨大なパース画「ビルの完成予想図」が描かれています。(総ガラス張りで、上部が曲面デザインされた未来的な姿)ここにどうやらプノンペン一のインテリジェントビルが建つらしく、海外の大手デベロッパーによる大プロジェクトのようです。見上げると養生ネットで覆われた巨大な高層建築が進行中であった。(まさに発展途上ですね。
あと数本通りを横切ると、街の中心「セントラル・マーケット」が見えてくるはずです。「いよいよ「決行」です。それは「リーさんから連絡がいっているヴィスナ君(3日前に捕まったプノンペントゥクトゥクドライバー)を撒く」ことです。到着地手前で下車してしまいましょう。もうどこで降りても位置の把握は出来ています。・・・「トラベルミステリー」です。
バス停近くで下車した僕は、「辺りをキョロキョロせず」モニボン通りを南下しました。(はたしてヴィスナは迎えに来ていたのでしょうか。「迎えに来ていたことなど分からないではないか」とお思いの方もあるかと存じますが、「来ていた」といういらぬ自信があるのです。2日前この地で見送ってくれた彼の眼は、「迎えに来る顔」だったからです。(ゴメンナサイ、でも僕としては「今日の迎えの費用」も含めてチップを払っておいたのですよヴィスナ君。(次にまたこの地へ来ることがあった暁には、君に連絡をいれますよ。だから許してね)もう独りになりたかったんです。
目指すは「キャピトル1」(プノンペンの有名な安宿)。「ワット・コー(タイ風の寺院)」を過ぎた先を右折すると見えてきました。バスを降りて10分ちょっとです。(14:20)歩くとさすがに暑い。「・・・あれか・・、」予想していたよりお洒落な建物でした。(ガイドブックでの掲載も「安物」は「外観」まで載っていない)・・・。やはり宿は自分の足で見つけるのがいい。「自分で予定した所を、自分の足で発見する」こんな当たり前のことが、旅を楽しくするのです。そうです。ここ数日「ミッション」を忘れていました。
1階はツアーデスクになっていますが、ゲストハウスの入口はどこでしょう。デスクに訊いてみます。「ホウェア・イズ・エントランス?」、・・「アウトサイ・ゥライッサイ」(・・外・右?)「タンキュー!」・・・・・!ありました、看板。ビニール幌の掛かった「昔のフルーツパーラーの入口」みたいなポーチから階段が2階へと続いています。(これこれww、
(念願のゲストハウスへ到着です。