安宿と共に

20:00「キャピトル」へ戻り考える・・・。
プノンペンに2日滞在することにしたのは、もちろん宿が安かったことによるが、頭の隅に一つあったのは、「彼ら」(アンコールワットで会った大学生)が「キャピトル入り」して来るかの期待でした。というのもアンコールワットでの彼らとの会話の中で、「明後日はプノンペンへ移動し、キャピトルへ泊まる予定です」と話していたからです。・・ところが今朝、リーさんとの車の中では、「明日はタイへ戻ります」と話しているのです。(?)・・でもそのとき思いました。(彼らもベンメリア以降は、リーさんの手配を逃れるために「プノンペンへ行く」とは言えなかったのだと)リーさんの手前。・・・結局彼らの真の行き先は訊きませんでしたが、アンコールでの際は「本当の予定」が思わず出たのだと、僕は了解していたのです。・・・「旅先で会った人に旅の最中に再会する」なかなか奇遇な体験ではないでしょうか。・・・てな訳で2日ここに泊まることにし、彼らを待ってみることにしたのです。(はたして彼らはやってくるでしょうか?

シャワーを浴びます。・・この「赤いバスタオル」は男の臭いがします。(・・・。)・・・ヲトコなので構いませんが、やはり「低価格」な所はあります。洗面器も「簡素」で、排水先はシャワー室の床の上です。(歯磨きの泡も一度床上に姿を現し、排水口へ流れて行くのです。(シンプルに増築された訳です)歴史ある建物なので、「ライフライン」の発達に伴い、設備の変更を繰り返したため、壁には様々な形跡がみられます。古い給水管を止水したもの、露出で横断する給湯管、タオル掛けや湯沸かし器を撤去したアンカー跡、何やら分からない突起物、継ぎ接ぎタイル。・・・、味がありますね。(・・・たまに小さな蟻も出てきます。(壁の中で静かにしてて下さい。・・・他にもなんとなく何かいそうなので、持ち歩いてきた蚊取り線香を焚いてみました。・・・日本の香りです。落ち着きますね。
(安宿といっても、特に貧相でもなく、一人の泊まりには十分な宿です。(正解でした。
〔本日の出費〕プノンペンまでのバス代6$、宿代(2日分)16$、昼食13,500R、水1200R、夕食5$でした。