「失敗」

「食べ物屋選びに迷うと当たらない」の事例をまた一つ。
結局一人になったので、景気付けに何か「旨いものでも」と街をぶらついていました。(この「キャピトル」近くのモニボン通りは、暗くなると「漢字の国」がやけに目に入ります。
今まで節約していたので、たまには贅沢な食事でもと「無駄な事」を考えたばかりに、つい魔が差したのでしょうか。ガラス越しに「チャイナドレス」が立ち、ネオンの妖しい「老地方海鮮野味酒家」(ろうちほうかいせんやみさかや?たぶんシーフードレストランでしょうか)というチャイニーズレストランに足を踏み入れてしまったのです。(・・失礼します)真っ白なテーブルクロス、(絶対にエクスペンスィブです)勧められるままに着席しますが、メニューは出て来ません。まずは中国茶のウェルカムドリンクです。(・・・、場違いです)しばらくするとチーフらしい色の違うチャイナを着た、中国外務省報道官のような女性がメニューを届けに来ました。(・・・。)一通り目を通しますが、「食べたくなるような中華」はありませんし、勝手にシーフードを「レッドロブスター風」と解釈していた僕には、全くのハズレでした。もちろん「高い」こともあります。最初の頁の「海老」などは「時価」です。(いったいいくらだよ!)・・・完全に失敗です。
食べたい物がないのに頼むのも何ですが、最後の頁にあった「小龍包」など単品でもとってビールでも飲もうと、オーダーしてみたのですが、「ダメ」なのでした。(・・・。)中国語と英語の混ざったような言葉で「単品のみでは注文できません」のようだったが、「あなたのような身窄らしい姿の日本人にはお出し出来ません」と云われたような気分だった。(・・・判りました。なら結構です。「ノーサンキュー」と云って席を立ったのです。(・・逃げ帰った感じ・・・、(やってしまいました。(・・・。
・・・当たりませんね〜。何を食べましょうか?前日の事など気にせず食べたいものを食べようと、「最高に旨かったカレー」をもう一度頂くことにしたのです。再度「ロイヤル・インディア」です。応対はあまり好ましくない店主でしたが、味は絶品でしたので昨日と同じメニュー(今回はナンにした)をオーダーです。・・・たしかに「ここへ次に来ることはほとんどない」訳で、味わっておきましょう。・・・「手食」、「手食」。
そこへ中国の若者二人が入店してきました。「この後の出来事」は重複しますので割愛します。→『だから彼らは嫌われる?』(11月20日記事)参照。(今日は厄日だったのでしょうか。
カレーの支払いですが、今日は、なぜ4.5$ではなくて5$なのかを訊いてみます。「アンコールビールは1$じゃないの?」とメニューを指しますが、「○△◇#×”>!」(・・・、)ヒンディー語(たぶん)でよく分からない。仕舞いには「5$トゥーサウザンリエル」(と聞こえた)。するとこの親父ときたら「僕が0.5$用にと手にしていた1000R札2枚」もよこせときた。(??計5.5$?・・チップ込み?)・・・インドでもそうだったが、喜捨を受ける方が「額を決める」のがお国柄らしい。(・・・、)「外国のレストラン」では10%のチップは常識なのでしょうか。・・・ゴチソウサマでした。(ナマステーです。
(二日目のプノンペンの夜も更けて行きます。