自国民を告発するお国柄

「2月18日」、過去なにかあったか検索してみると・・・。フィレンツェ好きには少なからず興味深い事件がありました。(どうでもよい事だが、、
2008年2月18日、岐阜市立女子短期大学の生徒が研修旅行(名目とはいえ、芸術的都市に触れるだけでも研鑽にはなりますかね)で、フィレンツェの「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(花の聖母教会・通称ドゥオーモ)」を訪れた際、展望階の大理石の壁面に名前などを「落書き」したという出来事です。(それが?
これだけなら「事件」という訳でもなかったのだが、この落書き行為を見つけたのが、そこを訪れていた「他の日本人観光客」だったことが事を荒立ててしまったのです。彼らが「表沙汰」にしたことで「事件」となってしまったのだ。(・・・。結果、落書きした生徒6人と引率教員2人が、学長厳重注意処分にされています。(その程度ですが、
しかし、この「事件」のニュース性を高めたのは、「文化財の破損」ではなく、「日本人の潔癖さ」だったのです。イタリアのメディアは、落書きだらけの自国の街並みや、文化財の惨状など気にしない自国民の態度を恥じると共に、日本の学生の行為を同じ日本人が恥じ、告発するという日本人観光客の潔癖さと、学校側の潔い態度に賞賛を送っているのでした。(ボンジョールノ、ダケドカミサマオコッテナイネ。ww
確かにドゥオーモ(特に屋上展望階)の落書きは、「新たに書き込んでも全く気にならない程」の落書きの名所状態です。(日本語のものは、カップルの相合傘サインなどが多い)だからといって、落書きをしてもよいとは云わないが、彼女らだけを告発するのも少々気の毒だったようでもありますね〜。(外国人には云えないお国柄ですが、
(僕はあまり「仕上げの粗」は告発しないほうです。(・・・。