年度末日

結局、東日本大震災に係る「被災建物応急危険度判定」の出動要請はなかった・・・。(3月中というのが当初の派遣期間であったが)事前の準備連絡の後は、いつ要請があっても出動できるよう、荷を整えていたのだが、空振りとなってしまった。同じ行うならばと「迷彩カーゴパンツ(支援部隊スタイル)」まで揃えて「待機」していたのに、やはり「待つときは恋人は来ないもの」ですね。(・・・。
現地はまだ「外野の一般人」がうろつく環境ではないようです。食事や泊まり等を己で管理する「自己完結」が、現地へ入る者の必須条件ですので、とても「出張扱いを希望する役人も多く含まれる二次的な業務団体」(トゲがあるな)を呼べる状態ではなく、そもそも派遣要請を発する自治体そのものが消滅しているところもあり、今回の地震被害がいかに甚大であったかの現れであります。しかも被災した建物の大半は、素人が見ても「危険」と判るものがほとんどではないでしょうか。「応急危険度判定」とは、外部の人材を受け入れる皿の確保と、「判定に丁度よい被災建物」という、選り好みするような敷居の高い業務なんでしょうか?(メディアには流れませんが、「フツウに地震に建物が被災した地域」は存在すると思います。1000年に一度とも云われる地震に判定業務を行わなかったというのもどうかと思いますが、被害が巨大過ぎた故の「特例」とも云えますか。
(何もなくても春はやってくるんですね。