「例の階段」

久しぶりの「螺旋階段」ネタです。
チュ-ゴクのお姉さんがイエを建てることになりました。彼女はパソコンソフト(たぶんマイホームデザイナーなど)を駆使して、「マイプラン」を用意していました。(「四角い間」を並べただけのものですが、プランを読み解くと彼女の住まいに対する夢や思い入れなどが想像出来るのです。さすがに木造では無理のある点もありましたので、実現できるプランに改変させて頂きますと伝えました。(大工さんのお友達なので「鉄骨」はないのです。
木造住宅では、耐震性能的には「吹き抜け(じつは階段室も同類なのです)」はNGなのですが、バランスを考慮して設けることはあります。彼女のプランも「吹き抜け」が用意されていました。リビングの一部を抜き、その中にオブジェのように階段を据えるという「例のやつ」ですよ。この階段ですが、間取り的に「ストレート型」は不向きで、プランには「折り返し階段」が記されていましたが・・・・・・。こ、こ、に、は・・・、「スパイラルステア」螺旋階段ですよね。好き好きはありますが、面積的にコンパクトに納まり、オープンリビングのオブジェとしては「例のやつ」を形作れるはずです。
螺旋階段というのは、ただ上下の移動としての道具ではなく、「向きを変えながら上昇するので、上階に行くまで視界が変動するのです」当たり前のようですが、フツウの階段とは全く別物で、「ステアリングを切りながらシフトチェンジ」するような複合操作的な手段なのです。(神殿や異空間への入り口という「間の境界」的イメージに憑かれてしまったのです。
(はたして採用なるか・・・。