商店建築

インテリアデザインに夢中です・・・。
「基準法」も「雨仕舞い」も要求されない純粋なデザインには、やはりセンスが刺激されるようです。
今回のクライアントのイメージ(漠然としたヴィジョン)は、イタリアのアマルフィです。(踊る大捜査線ではありません)海岸沿いにオレンジの屋根と白い壁の建物が、雛壇状に並んだ美しい街ですね。スペインのトレドなどともイメージが重なる、南欧風なエッセンスという訳です。その中でも僕の考える「南欧風」は、カントリー的な「レンガ埋め殺しの薄汚れた白い壁」や、「色斑のある崩れかけた瓦」などが、強いファクターとなっています。
クライアントのイメージするものがそこまでではないにしろ、好きな世界が共通であることは、デザインする上でプラスに作用すると思います。
小さな空間に思いっきり異世界を表現する商店建築は、インテリアデザインの醍醐味とも云えます。比較すべきものではありませんが、住宅建築は「建てる」ことが精一杯で、内装を造り込むところまで予算が回らないのが通例です。業として建築設計とインテリアデザインが区別されていることは、そんな意味では止む終えないことですが、本来は建築設計者がインテリアまでデザインを行うべきものです。(デザイン事務所ですから、、
(文字ばかりでなく、そろそろイメージをカタチにしてみますか。。