根拠のない根拠

長々落書き(イメージの下書き)をしてましたが、「線のズレ」が少なくなってきたので、「図面化」に入ることにしました。しかしCADは絶対値で表現するので、「だいたいこのくらい」という線を描くのが難しいのです。もちろん「だいたい」では、現場で「墨を出す(位置決める)」ことが出来ないので、「位置決めの根拠」が必要なのです。
実際には、イメージの線を仮にフリーで表現し、その線をある程度「丸い数値(きりの良い数)に置き換え、イメージの近似値として逆算表記するのです。(根拠の後付けという訳です。(・・よく分からない?
よく「位置」には数値的根拠があるべき(はず)と謳う設計者もいるが、僕の位置決めは「だいたい」が先行する。それは使い勝手などの物理的な数値理由がある場合もあるが、「これはだいたいこの位置にあるのが美しい」という視覚的な理由、云わば『根拠のない根拠』によるところが大きい。
そんなこんなで「書く」というより「入力」してゆく訳だが、図面化してゆくと上手く「納まらないこと」が多々生じてくる。やはりフリーハンドのイメージというのは、無意識ではあるが「都合よく描いている」のである。ただその「都合の良い線」が一番美しいのだが・・。
(美しい線を「数値化」すると途端に色あせて見えることも、これまた・・・、