エコプロポーションを考える

建築物の「カタチ(幅や高さなど)」をデザインする際、見た目の美しいプロポーションを見極めることは重要(当然)ですが、モノ(建築材料)にはサイズ(流通している大きさ)というものがあるので、出来るだけその材料を生かすこともデザインの一つと考えています。逆に「材料の大きさ」から追い出した丈で建築の寸法を決めることもあります。
よく「ないものから創り出すのがデザイナーだ」という考えがありますが、全てを一からオリジナルでつくることは、資源的にも経済的にもエコとは云えない点もあります。ある材料をそのまま用い、出来るだけ端材、残材を発生させないつくりが再生時代のエコプロポーションと云えるのではないでしょうか。
(カタチにコダワルゆえに資源を無駄にすることシバシバですが・・