桜井線

という路線がある。JR関西本線王寺駅法隆寺の次)から和歌山線へ向かう途中の高田駅から折れ、飛鳥の里をかすめるようにして奈良へ戻る40㎞程、乗車にして1時間程のローカル線である。万葉集に詠まれた名所や史跡内に位置することや、「まほろば」が奈良をイメージすることから、「万葉まほろば線」が愛称になっている。当然ながら「桜井」という駅もあり、全線が奈良県内を走っている。このエリアは邪馬台国の宮殿があったとされる「まきむく遺跡」や史上最初で最大の藤原京跡などが点在し、日本の創世記的な歴史エリアとしてなにやら興味深い。周辺の里の施設を周る程の時間はない場合でも、「鉄道の旅」として純粋に「乗りテツ」だけを楽しんでも良い路線ではないだろうか・・。
(桜井としては斑鳩寺散策の後、外せないコースではあります。