東寺へ・・

お昼12時、光の教会を出て一人春日丘公園前バス停に戻る。まもなく先程まで一緒だった韓国の学生さんらも戻ってきた。彼らは時刻表を見るなり英語で話しかけてくる。(僕も外国人の一人なのでしょうか)「8分がありますね(・・たぶん)」、もちろん「外国人」のふりをして「Right!」。彼らからすれば「同志」(外国人同士のつながり)を感じたのではないでしょうか。(日本人でないほうが都合が良さそうです・・サングラス姿は何かと便利。
バスはJR茨木駅着だったので、京都まではJR線で戻ることにしました。(午後は東寺を予定していたので、近鉄線乗換えを考慮した)駅構内の食券そば屋で手短に「おにぎりセット」で昼食を済ませ、足早に京都へ向かいました。
JR京都駅の南側に白くてスリムな建物があります。近鉄京都駅なんですね。リゾートホテルのようで美しいです。(身勝手な表現をすればドイツ的なアーバンデザインです。
東寺は歩いて行こうと思いましたが、近鉄線に「東寺」という駅があるので順を追う意味で利用しました。(こじつけです。またしても・・京都に戻ってくるなら荷を預けておけば・・
東寺と云えば「五重塔」です。(・・またしても、)京都のシンボルツリー的な存在で、遠くから確認することが出来ますね。それもそのはず現存する五重塔では最も高く(55m)、瓦葺きの面積も最大です。資料には耐震構造と記されていますが、多くの部材で組み上げられた積み上げ構造になっており、各層の復元力が倒れようとする力に勝るため、地震エネルギーを吸収するという意味では「制震構造」に分類されそうです。五重塔は火災には弱いですが地震には強いようで、それぞれにつくりの違いがあり興味深いところです。塔の初層部(須弥壇)を覗くと3尺程の極太柱が曼荼羅彩色され、その荘厳なる力強さは決してエジプトの神殿に引けを取らないと感じました。(空間に身を置いてこそその絶対的大きさを感じるのだ。と改めて・・

(塔をたずねて三件目・・