六甲と芦屋へ・・

阪急神戸線烏丸駅から再び西へ向かいました。今日は寺院を離れ現代建築視察です。六甲と云えばANDO建築「六甲の集合住宅」です。
六甲の集合住宅は神戸市灘区篠原北町、竹谷山の崖を背景に建つコンクリート建築で、1983年の「Ⅰ」を皮切りに次々と後方へ増殖して行き、(Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ)一つの山岳都市を形成するかの如く君臨する要塞です。特に二期工事目の「Ⅱ」(パラマウント六甲)はそのボリュームと彫刻性のある存在はコンクリート芸術とも云え、神が宿りそうなほど荘厳な世界をつくり出しています。一時はあまりに見学者がうろついたため、住民のストレスが問題化した時期もあったと聞きます。今はさすがに閑散としていましたが、ほどなく写真はご遠慮下さいと管理の方に指示を頂きました。(不審者ですが見るだけですので・・、
大階段の入口も戸締りがされており、「登山」は出来ませんでしたが、「原寸を見ること」は完了しました。(感無量です。
コンクリートの後は少し時代を遡り、芦屋へ戻りました。芦屋で建築と云えばフランク・ロイド・ライトヨドコウ迎賓館(旧山邑邸)です。阪急芦屋川駅からほど近く、山手の高台にそびえるシェルター的な住宅で、これも造りの複雑さと重厚なボリュームは一つの要塞と云えます。休館日で入館は出来ませんでしたが、(また門前払いか・・じつは以前見学したことはある)その風貌と存在感は近づくことで十分です。僕の好きな建物の筆頭の部類であり、恐れ多いことです。(萌えますね。
芦屋はさすがに高級住宅街で、垢抜けたデザイン性の高い建築がフツウに存在していて歩くことが楽しくなります。それとこの街はスイーツが建築と並ぶように融合していてさらに良しという訳です。(スイーツ男子としましては・・

水と土日祝が開館日です。