設計の押し売り

この敷地にはこんな建物を・・
デザイナーはときどき勝手なクライアントになり、イメージで「その地」に建物を建ててしまう。土地所有者にお構いなくプランニングし、プレゼンテーションする。若き日の安藤忠雄氏の十八番だが、これ設計者には絶対的な黄金のツールらしいのです。
設計という業務は商品を持って押し売りが出来ないので、イメージをつくるしかない。一番のイメージは模型(モデル)ではないだろうか。土地の所有者に建てたいプランの模型(ミニチュア)を持って「所有地の将来像」をプレゼンする。(一方的押し売り・・、将来の姿ゆえ保険屋の営業に似ている。
設計とは本来依頼あっての受け身の商売だが、土地の有効利用の青写真は設計者自ら提案することで、資産の効果的な運用をクライアントに発見させること。これも必然な商売ではないだろうか。
(・・さっそく「あそこ」に建ててみよう。