自然治癒力を高める

旅の記憶のほとんどが視野(視覚)によるものと同じように、目に見える環境は身体にも様々な影響を与えると考えられます。住まいも「見えるもの」すなわち「心地よい刺激を与えるデザインがなされているか」は重要なことです。やはり、「色、形(見た目)」は大切と云えます。帰宅する我が家が生きがいい(明るいデザインやかっこいい)と住まい手も元気になりますし、道行く人にも癒しを与えます。美しいものは身体に心地よい刺激を与え、これにより脳は様々はホルモンを分泌し、体調管理能力を高め、「病知らず」にさせるのです。これが「自然治癒力を高める」ことにつながります。
「建築医学」においては、病の症状が現れる前に多くの場合、既に住環境が体調にネガティブに作用していることが多いので、その環境ストレスを解明することにより場の不調和リズムを整え、また環境ストレスを取り除くだけでなく、良い刺激を脳に与えるような場をつくること肝要です。これによってあらゆる病の発症を抑えるばかりでなく、症状のでる以前に治癒することが期待されるのです。
美しいものやかっこいいものは人それぞれですが、「心が期待する未知なる美しさ」を発見するのも良いでしょう。(・・難。
(不明なところは桜井にご相談下さい。