ジャングル的スケルトン

木造住宅の美しさはその骨組み(スケルトン)にある。これは構造体が組み上がった(上棟)時を見ると理解しやすい。その際の雄姿は完成後の姿にはないポジティブなカタチをしているからだ。
先日の「楽しく住む」というスタンスから住まいを考えると、壁や天井などの囲いを出来るだけ弱くして、家全体をジャングルジムのような骨組み的な構造物としたらどうだろうか。登る、渡る、跨ぐといった力学的な使い方が出来、食べるや寝るといった住まい本来のシェルター的機能とは別の使い方が加味されそうである。木であるがゆえ、住まい手が自由に追加造作が可能で、これは子供(大人の男も)にとってキャンプ的な冒険心が生まれ、創造心を養う上にも大切な「遊び空間」が生まれる訳です。もちろん名の通り体力づくりに可能な仕事を加えれば、住まいが即ジムに早変わりである。「いいね!」
(・・これは楽しい。ゆえにこれ以上の具体的な話は企業秘密にしよう。