桜田一族工業地帯

サグラダ・ファミリア聖家族贖罪教会。ここは常に先端技術を駆使した現在進行形の工事現場というイメージだが・・。
少し見方を変えると・・巨大な煙突が立ち並び、未知なる物質を吐き出し続ける工業地帯に見えなくもない。そんな姿を描いてみたのがこれ。凹凸激しい彫刻のような鐘楼は建築さを削がれ、モニュメントと化している。空へ向かう口は当然の如く何かを噴き出している。タワークレーンはパイプラインの架設台としてそのまま背景となって佇んでいる。
燃えるような黄昏の中でも休むことなく働き続ける「工業地帯」は、なぜか記憶の中のプロレタリアートと重なるのだ。

(♪「新世界から」も似合うでしょうか・・