太陽光発電といっても・・

選択はなかなか難しい。パネルメーカーも京セラ、サンヨー、長州産業、サンテック、パナソニック東芝、カナディアンソーラー、ホンダソルテック、シャープ、三菱、サニックス、カネカ等々・・多岐に渡る。まず電池は大きく二つに分けられ、結晶系と、非結晶系(アモルファス型)があり、これらは姿が大きく異なる。結晶系も単結晶と多結晶がある。単純に特徴を挙げると、面積当たりの発電量は単結晶が高い、が製造コストも高い。コストバランスの良いのが多結晶。アモルファス型は定格電圧当りの発電量が高い。姿がシート状で厚さも重さもほとんどないというイメージのないのが特徴だが、面積当たりの発電量は単結晶の半分〜1/3程。だが夏の高温下での発電力低下がない・・。しかしパネルの性能や価格だけで判断出来ないのがこのシステムの難儀なところ。設置する場所や、屋根の形状等によるので、実際に設置する業者の見積もりにより大きく工事費が左右される。しかも屋根に架台をつけて設置するタイプと、屋根材一体型(屋根材メーカーが上記パネルを使用して製造)等があり、屋根の造り方や新築、リフォームでも違いが出てくる。(・・、
となると、「どこのメーカーが良い」ではなく、何を目的にするかで判断するしかない。例の太陽でローンを返そうなどと計画する場合は、出来るだけ面積当たりの発電量を確保しないと家が巨大になってしまうので、単結晶が良いということになる。しかしパネル代が高くなる(20kWhで1千万?)ので、建設工事費を抑えるため「屋根一体型」として、屋根工事を省いてローコストに建てるしかない。ようは目的である。ただ安く広面積に設置が可能であればアモルファス型に適うものはない。シート状なので極端な話し屋根、壁、窓等「全面太陽電池の家」で返済に見合う発電量を確保する。これはどう設置(固定)するかがカギである。が、現時点では単結晶の屋根一体型が工事費と発電量と姿のバランスが良いプランではないかと思う。
・・どうも設置費用は国の補助金(H25年まで)の関係でどこへ見積もりを出しても(特殊条件がなければ)、1kWh当り475,000円に落ち着いているらしい。では今補助金のあるうちに設置すべきかと云えば、必ずしもそうではない。補助金がなくなれば各社はさらに競合すること間違いなしで、世界標準となった商品はまだまだ安くなるのは確実です。・・が、県や市町村の補助が高額の地域にお住まいの方は今のうちも一利ではあります。
(結局何が云いたいのか・・