GLDK

頭文字からすればガレージ・リビング・ダイニング・キッチンなのだろうが、これは「住まいにガレージを融合したもの」のことらしい。しかしこれまでの「ガレージハウス(車庫付住宅)」とは少々異なる。LDKと付くだけあって、もっと身近に車を住まいに取り込むという意味を含んでいる。(これまでも大胆にリビングにガソリン車を持ち込む輩もいたが・・)
これはスマートハウスと呼ばれるエネルギー管理などを自ら行う賢い住宅の普及に伴い、電気自動車をエネルギー源として取り込み始めたことにリンクしている。電気自動車は排気ガスを出さず火災のリスクも少ないため、リビングに近づいた訳である。もちろん戸建住宅ばかりではなく、マンションにも計画されるべきもので、近い将来駐車場という広場をなくした各戸が車庫を持つ高層集合住宅(ガレージレジデンス)が出現するかもしれない。
何処かで見たことありません?トム・クルーズ主演の映画「マイノリティー・リポート」にその未来像を見ることが出来る。トムが職場から帰宅するシーンがあるが、うねるような高速道路からそのまま高層マンションの壁面を車が這い上がり、自宅の駐車スペースへ納車するというもの。当時ありえね〜と感じたものだが、強ち絵空事ではなさそうである。車は当然の如く非ガソリン車だった。・・・しかし将来全戸が車を身近に置けるのは良いが、外出時間が重なるとビル内渋滞になりかねないような・・。
(映画のレビュー:瞳紋認証により人の行動がソフト管理された未来社会。予知能力を備えた人を利用し、凶悪事件を未然に防ぐという警備会社のお話。人の動きに反応するタブレット端末から動画付新聞、ボイスコントロール機器など、「近未来」のオンパレード。