設計事務所へ頼むほうが安い・・

家を建てようと考えたとき、大概の方は「どこのハウスメーカーにしようか」と考える方が多いと思いますが、これは普段家づくりの分野では最も目にする身近な存在だからと思います。しかし最も目にするということは各企業が莫大な宣伝費をかけていることが理解できます。当たり前ですがこれらの会社のつくる住宅にはこの莫大な宣伝費が上乗せされています。つまり契約する建設費(支払うお金)がそのまま建物の値段ではないことも理解できます。予算に余裕のある方なら差し支えありませんが、この方法はブランド品を購入するのに似ています。
どんな買い物をする際でも、出来るだけ原価(又は底値)に近い値段で買いたいと思うのは当然です。この原価に近い値段で家を建てる方法の選択が「設計事務所へ頼む」方法です。設計事務所へ頼むと設計料が余計にかかるのでは?と考えがちですが、ハウスメーカーだろうが、工務店だろうが、設計をしないと家は建ちませんので、設計という作業は何れも行われています。つまり何れの方法も設計費が発生している訳です。それがお客様の目に見えてこないだけです。(工事費に上乗せされています)
設計事務所へ依頼すると設計料が建設費の10%程かかりますが、設計を自ら行い、原価計算をしますので、建物の値段が想定できます。これに工事業者の必要最低限の経費を乗せたものが請負価格となります。ですので工事業者様には大変申し訳ありませんが、赤字ぎりぎりの価格になってしまいます。ですのでお客様は設計料を支払っても、莫大な広告費が乗ったブランド品住宅より安くなる訳です。このことを知っている方が事務所に見えることがあります。「お金がないので設計事務所へ頼むことにしました」と・・
(・・・。よくご存じで・・、