ここのところ・・
東野圭吾ばかり。
「容疑者Xの献身」
映画化もされ、直木賞までとったあまりにも有名な作品ですが・・未読でした。想いを寄せる隣室の母娘が起こしてしまった殺人を、純愛的に身代わりになる男の物語り。数学者である彼の天才的処理により、母娘は「黒ではないが程よい容疑者」となるのだが・・。探偵ガリレオシリーズ初の長編もので、事件はCSI(科学捜査班)の如く一人の天才物理学者によって解析的に解明してゆく。この湯川が同級生として近くにいたことが彼にとって不幸であった。
母娘を容疑者にしない完全な方法がここに描かれている。環境設定が出来過ぎの感は否めないが、現実にこの環境で犯行が行われればまず解明は難しい程の術には驚かされた。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/08/05
- メディア: 文庫
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(活字はアレルギーの緩和剤にはなりませんかね・・