日本のエコハウスが、

負けた。
今年9月にスペインマドリードのカンポ公園で開かれたエコハウスの国際競技大会(世界各国の学生チームが環境配慮型住宅を建てて、性能を競い合う国際大会)において、日本チーム(千葉大学)は出場18チーム中15位だった。「日本の伝統家屋に過ぎない」との辛辣な評価だったらしい。慣れない海外での施行にトラブルが相次ぎ、万全な出航ではなかったようだが、計画自体に斬新さが欠けていたようである。躯体に積水ハウスを使ったこと(開発さに欠ける)や、太陽光発電パネルもメーカーの商品を発電のみに使ったことなど、逆の独自路線が仇となった。日本の伝統的家屋は自然環境に良いという先入観に、瓦一体型太陽光パネルを載せればエコハウスになるという油断があったのか。携帯電話と同様に、日本は住まいでも「ガラパゴス化」が既に起きているのか。
日本企業などが先端的協力をした結果である。省エネ新基準。政府主導のエコデザインもどうやら怪しいものである。
(頭の良い人の集まりなのにね..