村上春樹の天才

中国行きのスロウ・ボート
わからない・・。
ほんの少しのストーリーと繋がりのない結論。聞き手を無視した一方的な語り手。意味を求めてはいけない文脈。
1980年春から1982年夏にかけて発表された短編を収めた作品。
貧乏な叔母さんの話
ニューヨーク炭鉱の悲劇
カンガルー通信
午後の最後の芝生
土の中の彼女の小さな犬
シドニーのグリーン・ストリート
わからない。こんなストーリーレスな物語りを操ること・・・
やはり天才だ。特に午後と土の中はちょっと憂鬱でいい話。