桃の木プロジェクト

平年より早い桜が満開を過ぎる頃、桃も遅れまいと花をつけはじめた。というよりピンク、ピンク、ピンク・・（まだ３月というのに・・
完熟桃のような弥生満月の日、「桃の木プロジェクト」は契約となった。これから桃の成長にリンクするように基地となる小さな建築は夏に向って工事が進みます。桃と同じように人の手で一つ一つカタチにして行きます。土から木が生えるように建築を建てます。柱、梁は墨を付けたまま、杉板は素地のまま、仕口はノミで掘り込みます、壁は柱間へ落とし込みます、花が咲くように、葉が繁るように、実が膨らむように・・桃の収穫にむけて・・桃生産者、設計者、大工、桃畑の中、建築を通して農業振興と大地と人を結ぶ「絆」をつくって行きます。
（桃源郷建築設計事務所