上棟な夜・・

予定より一時間程遅れて午後五時過ぎ棟木が載った。(一部載ってない母屋もあるが・・)
いつも思うが木造の構造体が「工事中の建築物」としては一番美しい。特に今回はそれなりに理由がある。手刻みの材料で一部伝統的な仕口や継手を採用しているためで、墨跡やミステイクな箇所が見え隠れしている。見え係り部分だが化粧材を使用せず、荒削り仕上げの構造材を全てに使用している。
式の後は関係者一同夜遅くまで語り合い、夕闇迫るトワイライトな光りに影絵となり、夜空に浮かぶ棟木はただただ美しかった・・・。

(まもなく帳が降りてくる・・