反骨の有機的建築

今家をつくるにはゼロエネルギー住宅やら低炭素住宅などといったよく分からない仕様に右習えしなくてはならない。だがこれらはIPCC気候変動に関する政府間パネル)がもたらした地球温暖化や、脱Co2などというエセ環境学説(いわゆる地上波限定基準)がもとになっている訳で・・・、(国益のためにそういうことにしておかなければならない約束事・・
よく考えてほしいのは、日本の住宅を気候の全く異なる欧州の基準に近づける必要などなく、高温多湿な本州では「カビが生えないつくり」が正しい訳です。つまり『低気密低断熱』です。今の社会、全く非常識な言葉ですが、「奇跡のりんご」の如くそれまでの常識や統制された情報世界のみでは真実は見えてきません。寿命の短い建材と呼吸を妨げる断熱材で固めた住まいが本当の意味で人間にも環境にも良いとは思えません。(環境建材の大量使用は経済のためで、環境改善など美化策に過ぎません。ゼロエネルギーシステムを構築するには莫大なエネルギーが必要です)
近頃断熱性を高めれば血圧が下がるなどといった説がありますが、それは高齢者に限って云えるだけで、長い意味では将来的に温度変化に適応できない人間をつくることになります。人間には暑さ寒さ、及び雑菌が必要です。(そもそもなぜ暑さ寒さを嫌がるのでしょう。一年中同じ気温ならファッションデザインもありませんし、四季の美を感じることもありません。まして高断熱完全空調の無菌育ちでは外にも出られなくなります)建築の性能基準より体質改善です。
有機的建築は自然の建築。夏は風を生み出すつくりにして、冬は火を焚けばいい。太古から行ってきたことです。46億年以上も生きてきた地球が短い人間活動の排出程度で灼熱地獄にはなりません。もっと自然に近いところで家をつくりましょう。
(贅沢をしなければ自然が生かしてくれるはずです。