閑話休題

連休後、しばらく旅日記をしていたら五月もtwo-thirds過ぎてしまいました。
これは旅のプランなのか、ダイアリーなのか、フィクションなのか、記憶を辿っても、写し出される姿は曖昧でリアルさに欠け、云わばデジャヴのような再会した意識体が描き出した物語だったのかもしれない。(14日に帰ってきたのは誰なのか・・・、
商売柄、「住宅」に目が行く。カンボジアの新聞に建売住宅の分譲広告が載っていた。そこだけカラー印刷され、ニュータウンの完成予想図がイラスト風に描かれていた。販売価格は8,000,000リエル〜12,000,000リエル(日本円で20〜30万円)安〜いと思ったが、月収で比較するとほぼ100倍なので、「家の値段」は日本と変わらないようである。
しかし観光地でも、この広告に出ているような住宅(日本のフツウの建売住宅の形をした住宅)を目にすることは少ない。地方公務員程度で高床式の木造住宅、農民になると屋根は「葉」である。(・・・、)たぶん外国資本の開発によるものだから、まだまだ市民には「高嶺の花」でありそうな「News」でした。
一般の住宅は高床式が多い。下は機織りや砂糖づくりの作業場として使い、住居は階上である。住居とはいっても一間か二間で食事は「床の上」である。しかし、この地方の気候を考えればこれが「エコ」であり、温暖化前線が上昇している日本でも、近い将来「高床式」に住まいの標準仕様が変わるのでは?もはや「高気密・機械換気」なんて環境に適しているとは思えませんし、「いい家がほしい」などとゴネ得している場合でもありません。
・・・少々脱線しましたが、その国の文化は住まいに現れているかもしれませんね。
カンプチア。また行きたいです。