インド式カリー

インドの代表的な料理と云えばもちろん「カリー(カレー)」ですが、カリーの語源は諸説あり、タミル語南インド・タミルナードゥ州の言語)の「カリ(ご飯にかけるオカズ)」に由来しているという説や、ヒンディー語公用語)の「ターカリー(おいしいもの)」が英国でカリーに変化したという説などがあります。
本場インドのカリーは、普段口にするカレーライスとは味も調理法もずいぶん異なっています。インドのカリーは、クローブやシナモン、ナツメグなど、何種類ものスパイスやハーブを組み合わせてつくった「スープやソース」の総称です。(メニューの名前ではない)これをヒンディー語で「マサラ」といいますが、マサラは地域ごとに特徴があり、各家庭でも使用するスパイスやハーブの種類、配合は微妙に異なっています。(日本のみそ汁や韓国のキムチと同様です)
日本にインド式カリーが伝わったのは、1927年のことで、遡ること10年前、英国からの独立運動に身を投じていたインド人青年「ラス・ビハリ・ボース」が、日本に亡命してきました。この時彼をかくまったのが「中村屋」の創業者である「相馬愛蔵・黒光夫妻」です。後に相馬家の娘婿となった彼は、日本にインドカリーを広めたいと熱望し、思考錯誤しながらインドのカリーの調理法を研究しました。その結果、今日まで伝わる中村屋の看板メニューである「インド式カリー」が誕生したのです。
(出先で「中村屋のインドカリー」(レトルト)を頂きました。(さっそく、、(昨日は昼夜カレーだったのに・・・、